2023.01.23
1月11日~12日の2日間の日程で、2022年度「得度研修会」が開催されました。当初は、集会型・オンライン型両方の可能性を考え、準備を進めておりましたが、集会型での開催となりました。
大人班講師に楠宣生先生(第17組幸福寺)、子ども班講師に日馬教生先生(第7組常寳寺)、大人班声明講師に浅井徹照先生(第8組三明寺)、子ども班声明講師に巖城孝行先生(第4組専修寺)の4名をお迎えいたしました。
私は子ども班の担当でしたが日馬先生は、「得度とは、本当の人間になる勉強をする人になる」と教えてくださいました。それは、①人と人、②他の生物、③自分と自分、この3つの関係を考えられる人になるということを子ども達に分かりやすい言葉でお伝えいただきました。また、子ども達一人ひとりにどのような思いで研修会に参加したかを話してもらい、ご自身の得度式受式時の事をお話しいただき、対話がある講義となりました。声明講師の巖城先生は昨年度に続き講師をお願いいたしましたが、声明はもちろんの事、自己紹介タイムを設けていただくなど、子ども達を飽きさせないご指導をいただきました。
当研修会の呼びかけ文に、「この二日間を通し朋に語り合い、得度の意義を確かめながら、一緒に仏様の教えを聞いて歩んでいけるような研修会になればよいと思います」とありました。コロナ禍のため、昨年度から1泊2日に日程を短縮して実施している中ではありますが、初日は緊張していた子ども達が2日目になると休憩時間中に声明の分からない箇所などを朋に練習している風景がありました。
最後に、先述の通り、先輩方が築き上げてこられた2泊3日の日程を昨年度から1泊2日に短縮して実施しています。昨年度の経験が活かせた点もありましたが、急遽日程や会場を変更したこと等、まだ改善していく必要があります。今回柔軟に対応いただきました講師・参加者・保護者の方々に御礼申しあげます。早く2泊3日の日程にて研修会が開催されればよいのですが、コロナ禍にあって1泊2日となった場合でも、よりよい研修会を開催できるように今後も努めていきたいと思っております。
(報告者:芳藤啓順)