2023.05.11
5月9日(火)15時より第2回実行委員会を実施いたしました。
当会議では、今年度実施した、新任教師研修会・得度研修会・公開学習会「是旃陀羅」差別問題・同朋教化を考える懇談会・教化伝道研修会の反省と次期への申し送り事項について、また次年度計画案について話し合われました。
まず、各研修会の反省や課題等を各実行委員より述べていただきました。反省すべきことは多々あり、部会スタッフ間で講義や特別講義のもち方など、研修会日程についての打ち合わせが十分だったのかということや、講師や助言指導の方々に対する研修趣旨や日程の説明が十二分だったのかということなどがあげられました。研修会を企画して実施しようとする私たちスタッフの学びの姿勢がそのまま研修会に現れると思うと、あらためて場の創造を担う者の責任を感じました。
次に、次年度計画案について話し合われました。その骨子が固まりつつありますが、私たちは前期から何を受け継ぎ、次期に何を受け渡すのかをよくよく考えなければなりません。粗雑になることのないように取り組んでまいりたいと感じました。
今期は発足当初から新型コロナウイルス感染症の影響をうけて、研修会の実施が困難な状況でしたが、最終年度においては宿泊人数等に制限はあるものの、人と人とが集まった中で研修会を実施することができるようになりました。蓮如上人の「寄り合い談合せよ」という言葉に、お寺の存在意義は人と人が集い仏法を聞いて語り合うことにあるのだと教えられます。研修センターや教務所に集まることも同様であり、そのことを始められることは誠に有り難いことであると感じます。私自身は各研修会に関わってくださった講師や助言指導の方々の研修会に対する熱や、参加してくださった方々の思いに突き動かされ、考えさせられることばかりでした。
今期最後の事業である新任住職研修会兼帰敬式伝達講習が来週に控えております。心してお待ち受けしたいと思います。
(報告者:鳥毛浄生)