2023.05.29
去る5月21日(日)、第9組 光專寺様にて、今年度最後の青年特伝が開催されました。
事前会議において、光專寺様では、「すでに寺院の中に青年会はあるが、年数を重ねる中で青年会の年齢層が高くなってきた」というお話をいただいておりました。そのため、この度の青年特伝では、今一度18歳から40歳くらいまでの青年層の方を対象に青年特伝を開催し、数度開催していく中で既存の青年会と合併したいとの願いが確かめられてきました。その中で、この度の青年特伝は、「わかきとき、仏法はたしなめ」というテーマのもと集会形式にて開催され、お子さんを含めた19名の方々にご参加をいただきました。
御講師には、第4組照道寺の曽我朋寛氏をお招きし、御講師ご自身が、生活の中で仏教をどのようにいただいているかということを、丁寧にお話しいただきました。特に、私たちが日ごろ抱える苦悩の根源は煩悩であり、そのすべての煩悩の根源を「愚痴」の心として押さえていただきました。そして「愚痴」というのは、「貪欲」・「瞋恚」とは違い、自らで反省することの出来ない心であるとし、それは「本当のことがわからないから、本当ではない煩悩の心・煩悩の思いを本当にしてしまうことである。その自分が本当にしている思いは本当のものなのかを問うてくるのが仏教の教えではないか」と問いかけられ、先生ご自身の経験をもとにお話をくださいました。
御法話の後は、レクリエーションやBBQを行いながら、参加者の方々と懇親を深めさせていただきました。
当事業をもって、今期青年研修部会の全事業が終了となりました。この場をお借りして、教区内の皆様に、青年研修部会の教化事業に対して御理解と御協力を賜りましたことを、心から厚く御礼申し上げます。
(報告者 秦 智秀)