2023.07.17
去る7月8日(土)~9日(日)、第14組淨覺寺様にて、1泊2日の日程で青年特伝が開催されました。新型コロナウイルスの影響により延期になっておりましたが、ようやく開催することができました。第14組教化委員長であり、今回の会処寺院の御住職であります大山智氏には、「教化委員長になって一番やりたかったことがこの青年特伝」という思いがあり、その熱意のもと第14組教化委員の皆様と共に準備を進めてきました。この度は「自分らしさと自分かって」をテーマとし、4名の方にご参加をいただきました。
ご講師には、第13組顕正寺御住職の髙岡純孝氏をお招きし、お寺でご法話を聞いたことがあまりない方にも配慮されながら丁寧にお話しいただきました。先生はお話の中で、人間という存在を「関係性を生き、苦悩を持つ存在」と押さえられ、条件を付けたり他者と比較し自分を認められない私たちの相をご自身の体験を通して教えてくださいました。そのことを知らせる教えのお言葉として「無上尊(条件や比較なく尊い」ということを確かめられ、「今日から比べずに生きていこうと思っても、どこまでも無上尊ということを見失っていくのが私たちではないか」と問いかけていただきました。その問いかけから本当の私に目を覚ましていくのが仏教であると聞かせていただきました。
ご法話の後、懇親会としてバーベキューを行いながら親睦を深め、語り合うことができました。参加者からは、「忙しい日々の中で足を止めて考える大切な場所」、「自分たちも呼びかけてお寺から離れてしまっている人に足を運んでもらえるようにしたい」などの声がありました。御住職が一人一人のご門徒を大切にされていることが感じられ、またそこに何かを受け取っている青年がいることに感銘を受けました。次回は冬に開催を予定しているということですが、これから益々盛り上がっていくことが感じられる特伝でありました。
(報告者:吉田隆徳)