2023.12.14
2023年12月6日から8日にかけ北海道教務所青少年研修センターにて2023年度新任教師研修会が開催されました。宗門より大谷派教師資格をいただいてから原則5年以内の方が対象で、今回は10名の方が参加してくださいました。
真宗教義をテーマに嶋地正孝先生より「親鸞聖人の学び方を学ぶ」という題でご講義いただきました。全体座談の際に嶋地先生が「日頃抱えているモヤモヤを叫んでください」と全体に促してくださいました。その一言が今回の研修会の雰囲気を作り出していったように思います。先生のご講義も日頃のモヤモヤを叫び、仏法に訪ねられているように感じました。
声明儀式作法をテーマに圓淨和之先生より「装束の取り扱い(初日)、葬儀式(二日目)」という題でご講義いただきました。北海御廟の本堂にて装束の着け方から畳み方まで習い、真宗の葬儀についても教わりました。「仏法が言葉になったのが教学で、荘厳にまでなったのが声明儀式作法だ」という内容のお話をいただきました。見せる勤行ではなく、いただく勤行だと感じました。
特別講義として伊藤智秀先生より真宗の葬儀「諸仏の護念~悲しみを深き縁として~」という題でご講義いただきました。声明儀式作法の際に習う内容とは異なり、どこまでもお聖教に訪ねていく形でお話を聞き、聖典を開いていきました。命終された方を諸仏としていただけるのかが大切な事なのだと感じました。
その他、言い尽くせませんが、フリートーキングはとっても楽しかったです。来年度もまた会いましょう。そして、もっと多くの方々に参加していただけたらと思います。
(報告者:泉 敬之)