2024.01.13
北海道教区災害ボランティアネットワーク
「じゃがネット」の対応について
令和6年1月1日に発生した令和6年能登半島地震にて亡くなられた方々に対し、衷心より深く哀悼の意を表しますとともに、被災され避難を余儀なくされている多くの方々を思うと深い悲しみを感じます。
北海道教区災害支援ネットワーク「じゃがネット」としましては、地理的なことを鑑みると即座に現地へ赴き支援活動を行うことは困難であります。また日々変化するニーズに即応した物資援助も慎重にならざるを得ません。
この実情を踏まえた上で、我々が北海道胆振東部地震での活動の際に、他教区から受けた支援を振り返り
①被災地(被災教区・被災寺院)の要請に応じて物資を支援する
②被災地にて活動している宗門人による組織・団体に対する物資及び金員による支援を行う
③然るべき時に必要があれば現地にて活動を行う(単独あるいは②の組織団体と協働する)
という3点を柱に対応して参ります。
この度の震災は能登半島のみならず、新潟から北陸地域にかけて広範囲に被害を及ぼしております。満遍なく支援を行うことが理想ではありますが、先ずは足がかりとして顔の見える関係性を通しての活動になると思われます。また特に被害の大きかった能登教区を中心とした支援を考えております。
北海道教区のご寺院様におかれましては、被災地に有縁の方がおられましたら、支援拠点になりえる寺院の情報、物資を備蓄できる寺院の情報、地元で活動している団体(個人も含めて)などの情報の提供をお願いします。また宗門においても義捐金をお願いしておりますが、じゃがネットに対しても活動の為の御志を向けて頂けますとありがたいです。
発災後間も無く、胆振東部地震の際に支援に来て下さった組織・団体が、賛否はありますが被災地にて炊き出しを行なっております。また周辺地域から物資の運搬などを日々行なっている同行の方々もおられます。発災から2週間を迎えますが、既に水や非常食が飽和状態という地域もありますし、一方でインフラの関係で孤立し支援が届かない場所もあると聞き及んでおります。刻一刻と変化する状況を注視し、北海道から出来る支援を模索して参ります。皆様のご理解ご協力のほど宜しくお願い致します。
「じゃがネット」代表 岸田 理