2024.02.05
2024年1月29日(月)15時より、Webにて原発問題班の第3回実行委員会が行われました。今回の会議では、
以上の3つの事柄について話し合いと学習が行われました。
班内学習と現地学習のスケジュールの内容の確認を行いながら、班員の意見を交えることで、学習の目的や問題意識を共有しました。
YouTubeを利用した事前学習では、「中田敦彦のYouTube大学」を視聴し、どのような歴史的背景を基に原子力が戦争から平和への利用に転換され、私たちの生活を支える電力と密接に結びついているのかを学びました。
学びの中で感じたことは、原子力発電が孕んでいる危険性というものを私自身が正確に把握していないということでした。過去の歴史の中で幾度も悲惨な事故を起こしている事実があるにも関わらず、その事実に目を背けながら見て見ぬ振りをしている。自身の都合ばかり考えて、犠牲となっている人々の痛みに鈍感な自分自身の姿が浮き彫りとなりました。
この会議が始まる前にも、私たちの住む日本では能登半島地震という大きな震災に見舞われました。自然環境の猛威というのが私たちの想像を超えているのだということを改めて思い知らされました。しかし、その甚大な被害を知っていても尚、「日本の原発は安全であるから大丈夫」という根拠のない意識を拭い去ることが出来ない私がいます。当初、原発問題班に所属したばかりの私は、名称からして「原発に問題があるから学ぶ」というように捉えていましたが、学習を続けていくうちに、「原発が持つ危険性を直視できない私自身が問題」なのではないかと考えるようになりました。これから3年間班員の皆と学習を続けていくことりなりますが、決して知識だけを蓄える傍観者のような姿勢に陥らないよう、常に問題意識を持ちながら学びを深めていきたいと思います。
(報告者:黒澤 康聡)