2024.03.13
3月5日14時より、教務所にて第三回実行委員会兼部会内学習会が開催されました。
今回は、中西志香氏(第17組 同朋寺)にご出講していただき部会内学習会が行われ、その後5月に実施される現地学習について協議をしました。
部会内学習会において中西氏は、靖国問題研究部会がどのような願いをもって北海道教区で立ち上げられ、学びの中からどのような課題をいただいたのかをお話しくださいました。その中で、学びによって靖国の構造や問題の原因が見つかったとしても、その問題がすべて解決されるということはなく、靖国を課題としていただくことの大切さ、また、「わたしが何者として学ぶのか」を忘れてはいけない、とお話しされたことが印象に残りました。
私が靖国問題と対峙して明らかになったことは、靖国問題を自分の外なる問題として、私の知識、経験だけで物事を判断し、時には都合のいいように事実を捻じ曲げて解釈をして、自分の思いを正当化しようとする姿でした。
中西氏は講義の中で、児玉曉洋先生の「「社会」という言葉が出てきたら、常に「人間関係」という言葉に読み替えて下さい」というお話しを紹介され、「人間関係」と読み替えれば自分の生きているこの身と関係があることになり、社会問題とは決して自分の外にある問題ではなく、関係性において私が問題とされているのであると指摘してくださいました。中西氏の講義によって、私たち部会員の学びの方向性を示していただいたと思います。
続いて、5月21日~23日に実施予定の現地学習会について協議をしました。現地学習会では須賀力氏を招いて靖国神社視察、東京台東区にある真宗大谷派寺院の本龍寺、防衛省の見学等を計画しています。3月末に再度、実行委員会がありますので部会員一同、学びを深めたいと考えております。
(報告者:奥田隆道)