2024.04.17
2024年4月4日と5日の2日間にわたり、部会内学習会と第5回同朋教化部門企画部会実行委員会が、北海道教務所で開催されました。
部会内学習会では、上田文氏(九州教区 山門東組 滿福寺・本山女性室スタッフ)をお迎えし、事前に佐々木部会長より伝えてありました下記の3点の内容を中心にご講義をいただきました。
上田先生が女性室と関わるようになった経緯などをお話しされ、男性と女性では、勉強するために用意された機会に差があり、「制度」というものが自分の生き方に直接影響してくるということを感じたとおっしゃられました。また、今女性室が課題としていることについては、ハラスメントの問題、坊守の位置づけ、セクシャルマイノリティ(性的少数者)の問題、お聖教の中の性差別的見地について等を挙げられました。
先生のご講義の後、自己紹介と、講義を聞いての感想、意見交換などが行われました。リラックスした雰囲気の中で、各々率直な意見交換がされ、とても有意義で貴重な時間となりました。先生のご講義を聞いて、女性が虐げられてきた過去があっても少しずつ変わってきている現実の姿を見て、未来も変えていけるかもしれないという希望を持ちました。先生の「知識がないと間違ったことにも気がつかない。相手の尊厳を傷つけていることにも気がつけない」という言葉を受けて、私も今まで無知ゆえにどれだけの人を傷つけてきたのだろうと思わされました。
(報告者:斎藤 抄子)