2024.05.01
2024年4月11日、第4回目の実行委員会が行われました。
第9期差別問題研究部会では、第7期・第8期が作製した学習テキスト『北海道開拓・開教の150年 私たちはなぜ北海道にいるか』の学びを深め、その学びを如何にして教区内へ発信をするかに腐心しております。
また、前期部会長より託された願いとして、学習テキストでフォローしきれなかった諸問題の追求。こうした課題を基に協議と沈黙を繰り返し、見えてきた方向性がリーフレット作製でした。
読み手には寺族を初めとして、法座に参られるご門徒も手に取ってほしいことが部会内で共有されました。
そこで、リーフレットの主眼として、学習テキストでご紹介されている山本多助氏の「あなたがたは、なんで北海道にいるのですか」と問いかける悲痛な「声」。
アイヌ民族の方々から発せられた声に重きを置くことが部会内で決定いたしました。
私自身、リーフレットが差別者としての気づき(凡夫の自覚)をもたらす、仏法を拠りどころとすることを踏み外さないよう進めていかねばならないと受け止めました。
(報告者:石澤 亮介) |