2024.05.12
2024年5月2日(木)14時半より第5回実行委員会を開催しました。第5回目は今年度最後の実行委員会ということで一年間の振り返りと今後について話し合いました。
今期の死刑制度問題班は、班員も一新された中で一年間活動してきました。各々がわからないながらも、死刑制度の問題について真摯に学んできたように思います。今年度を振り返る中で、班員からあがったのは、実行委員会とは別の時間を設けてウェブを活用して学習会を行ってきたことでした。今期の活動や班員一人ひとりの状況を鑑みると、実行委員会の時間だけでは協議・検討事項なども多く、また裁判傍聴も大事にしてきたため、なかなか学びを深める時間まで持つことができなかったからです。この学習会が死刑制度の問題に対する学びを深め、班としての活動を支えてきた力になったのではないかと感じています。
また班員からは、もっと様々な方の生の声を聞いていきたいという意見もあがっていました。私自身も死刑制度に関わる方の声をできる限り聞いていくことが大切だと実感しつつあります。このことは、死刑制度問題班にかかわる先輩方からすでに教えて頂いたことではありますが、次年度に向けての班の活動方針としても大切にしていきたいと考えています。今年度は「現地学習会」という重要な機会が残っています。「声を聞く」ということを主体としながら現地学習に臨み、また次年度の事業内容にも積極的に反映させていきたいと考えています。
ただし、今後の活動や学ぶ姿勢として忘れてはいけないことがあるように思います。それは自身を問わず、何かを決めつけ、答えを握って済ませていくような学びに陥らないようにしていくということです。活動と言っても社会運動といった世の中を変えようといった動きではなく、自身を確かめるような学びとなるように活動していきたいと考えています。部会長が挨拶の中で、関わっている様々な事業を通して、以前教えていただいた『社会問題「を」学ぶのではなく、社会問題「に」私を学ぶ』という言葉から、自分自身が強く問われていることを教えてくれました。その思いこそ私たち自身に向けられた言葉として、班員全員で大事にしていきたいと感じています。
(報告者:館 陽晴)