2024.06.08
2024年6月6日(木)14時より、旭川別院にて第5回実行委員会が行われました。18時より旭川トーヨホテルにて行われた第42回「政教分離を守る北海道集会」に実行委員全員で参加するということもあり、今回は、北海道教務所ではなく旭川別院にて行われました。 まず、2023年度の活動報告書を確認し、2024年度活動計画、予算案の内容を把握するために皆で話し合いました。そして、2024年度の現地学習会、実行委員会の日程と内容を決められるところまで決め、最終的にはline等で決定していくということになりました。 次に、2024年5月21日(火)から23日(木)の日程で行われた、現地学習会(東京、靖国神社等)について、それぞれが現地で感じたこと、いま改めて振り返って思うことを一人ずつ話していただききました。そこでは、「現地に行く前は、靖国神社に対して否定的な思いであったが、特に遊就館の雰囲気に触れ、展示物を目の当たりにすると、その否定的であった思いが揺らいできた。現地に行く前は自分の考えを肯定し美化できたので、行かないほうが楽だった」や、「今までいろいろなところに行ってはいたが、自分は関心がなかったために素通りしていたということを痛感した」。または、「ある場所で手を合わせるとその方向には皇居があり、自然と皇居に向かって手を合わせていることになる場所や、靖国神社の雰囲気づくり、展示物の統制等、しっかりと考えつくされたシステムのすごさを感じた。儀式の大事さを思うと同時に、自分たちはどれだけ御荘厳等を大事にしているだろうかと考えさせられた」。そして、「亡き人にありがとうという感謝の雰囲気に引っ張られる。もし靖国神社に対し、深く崇拝し、涙ながらにありがたいと思っている人には、自分から何も指摘することはできない。ましてや靖国神社に利用されているのではないですかなどということをお互いに話し合うことすら難しいと感じた」などの意見も出ました。全体的には「部会で東京に行くことで、観光や遊びで行っていた東京とは違って見えた。部会にかかわらなければ、学ぶことも関心もわかなかった。部会にかかわり、部会で東京に行ったことに大きな意味があると感じた。これが真宗とどう結びつくかまではいかないが、勉強になった」など、それぞれが現地学習会を有意義に過ごし、さまざまに刺激を受けた3日間であったことが、話し合いを通じて共有できたと思います。 最後に、第9期の靖国問題研究で集大成として何か一つ形にできるものがあるなら何ができるだろうかということが話し合われ、答えを形に残すのではなく、それを手元に取った人が考えさせられるものにしたい、という意見が出ました。これからどう具体化していくかを検討していきます。 実行委員会終了後、旭川トーヨホテルに移動し、山内小夜子氏の講演を皆で拝聴し、また新たな問題を受け、発見の多い時間を過ごしました。 (報告者:宝喜智明)
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