2024.09.30
2024年9月24日(火)14時より、北海道教務所にて原発問題班の2024年度第1回実行委員会が開かれました。
今回の会議では、
以上の4点の議案について話し合われました。
最初に森口至部会長よりご挨拶いただき、その後、今年度の教化研修基本方針と予算の確認を行いました
次に、開催を直前に控える幌延町での現地調査会(10月1~2日)について、それぞれの班員が万全の態勢で調査会に臨めるよう、行程に関する綿密な打ち合わせが行われました。
また、現地学習会に関しては、日本国内で初めて原発事故を引き起こした茨城県那珂郡東海村を視察するという計画を基に、願船寺(東京教区茨城2組)御住職の藤井学昭氏に講師の御依頼をし、2025年3月5~7日の三日間の日程で学習会の開催が決定されました。
最後に、最終年度に向け、班全体の学びや受け止めをどのような形で全体に発信していくかという協議が行われました。班員各々が積極的にアイデアを出しあい、活発な意見交換が行われました。
今回の森口部会長の冒頭挨拶の中で、「出遇いを通して歩み直していく」と述べられていた言葉に心を揺さぶられました。なぜなら、生活の安定を求めるあまり、取り返しのつかない方向へ転げ落ちていこうとする私の歩みの姿が問われているように思えたからです。現代に生きる私たちが恒久的に向かい合わなければならない放射能の危険性。その絶対的事実を「仕方ない」という惰性の一言で片づけ、矮小化してしまう。そんな、自らの判断を拠り所にして盲進し続ける私の在り方を、出遇いの場を通して今一度考え直させるための言葉ではないかと受け取らせていただきました。
次回の現地調査会においても、主体的な学びの姿勢が欠けることの無いように精一杯取り組ませていただきたいと思います。
(報告者:黒澤 康聡)