2024.12.16
2024年12月4日~6日において北海道青少年研修センターを会場に2024年度新任教師研修会が開催されました。対象は、大谷派教師資格取得5年以内を原則とし、15名の方がご参加くださいました。
先ず真宗教義は嶋地正孝先生より「念仏者たれ」という講題のもとご講義をいただきました。「真宗は答えではなく、問いをもらう」という言葉に始まり、先生自身の出会いの中でいただいてきた問いを通してお話いただきました。
声明儀式作法では「法事」をテーマとし、野原量慧先生より「ご崇敬」ということを中心に、私たちが儀式を通して何を問われているのか。という問いかけからお話をいただきました。また、実技としては、「御文の拝読」「直綴の扱い」を行いました。
直綴は全ての装束の基本であることを教わり、皆真剣に自身の装束を扱っていました。
特別講義は竹村貴士先生より「北海道という名の150年 ~その名から教えられること~」を講題としてお話いただきました。「私たちは名を呼ばれ育てられ、生きてきた。名を呼ぶことで存在を確かめてきた」「国の政策として、「明日からその名を名のるな」と名を奪われるということはその人の存在を否定する」ということが印象に残りました。
私自身、様々な社会問題に対して、日ごろの生活では知る場がなく、あまりにも無自覚であったことを感じ、「学び知っていく」ことの大切さを確かめさせていただきました。
(報告者:川原 顕)