2025.03.17
2025年2月20日(月)14時より北海道教務所にて第四回実行委員会兼部会内学習会が開催されました。今回は講師として中山善雄師(新潟教区第22組淨敬寺)をお招きし講義していただきました。
講義は、事前に実行委員会内で話し合われた三つの課題にお答えいただく形で進められました。その課題については以下のとおりです。
1.真宗僧侶が靖国問題にかかわるということは、どういうことか。真宗の教えを通して靖国神社の問題を見つめていきたい。
2.靖国神社の問題を御門徒にどのように伝えたらよいのか。この問題が私たちの生活に具体的にどのように関わってくるのか。
3.どのような問題があって、大谷派が戦争に加担したのか。宗教そのものがもっている戦争性や危険性があるのではないか。
講義の詳細は割愛させていただきますが、特に印象に残ったのは、「悲しみを回復するのが阿弥陀の大悲」という言葉でした。我々の部会では、多くの方に靖国問題について考えていただくためのリーフレットを作成中です。このリーフレットを手に取ってくださる方々の心情や意見は多種多様であると考えられます。先の講師の言葉から教えられるように、これからの部会の歩みが対立を煽るような学びになることなく、リーフレットを読まれる方々の、亡き人を大切にし、安らかな国を求める心に配慮することの大切さを改めて感じました。その上で、共に考えるという視点を大切にしながら、鋭意リーフレットの作成を進めていきたいと思います。
(報告者:竹内 廣)