2025.05.27
2025年5月12日から14日まで、青少年研修センターにて「2024年度新任住職研修会兼帰敬式伝達講習」が開催され、19名の方々にご参加いただき、講義、座談、儀式作法、事務講習等、学び多き2泊3日であり、とても賑やかな研修会となりました。
講師の圓淨秀康先生から「つなぐ詞の大切さ」という講題でお話をいただき、聖典を学ぶうえで、名詞ばかりに固執してしまう問題を指摘され、名詞と名詞をつなぐ「しかし」や「そうであるから」という「(詞)ことば」に親鸞聖人の御意が表れていることを教えていただき、それによって我々も名詞を学ぶだけでなく、私にとって仏語がどう響くのかが大事だと感じました。
帰敬式伝達講習講師の金光朋充先生から実践を通して帰敬式の儀式作法を教えていただき、本や動画で学ぶよりも、実際に身と目で学び、儀式を行う中で起こる疑問も大事だと感じ、また金光先生が圓淨先生の講義を参加者と共に学ぶ御姿から、住職にとって大切な姿勢を伝えていただきました。
座談は、助言指導の江隈智先生と松澤正樹先生が2班に分かれ、それぞれの班で座談の進行をしていただき、両班の先生とも「参加者が積極的に発言してくれます」とお話しされていました。今回は1班あたりが大人数の班でありながらも、助言指導のお二人が参加者一人ひとりのことばを丁寧に聞き取っていただき、そのお陰もあると思いますが、フリートーキングも盛大に盛りあがっていました。
今回参加してくださった皆さまと、また一緒に学べる日を楽しみにしております。まだ参加されていない方々は、ぜひともご参加ください。よろしくお願いいたします。
(報告者:泉 敬之)