2025.10.16
2025年10月6日(月)14時より第9期ハンセン病問題班の第1回実行委員会が教務所にて開催されました。今年度最初の実行委員会という事で、議案はまず2025年度教化基本方針・事業計画・予算の確認、パネル作成について、班内学習会の講師の確認がなされました。続いて基礎学習として「療養所の将来構想、永続化」について『学習資料集』の輪読、今年の全国交流会での徳田靖之氏の講演音声の視聴を行いました。最後に第3回以降の実行委員会の日程の確認がなされました。
徳田氏の講演内容は「療養所の将来構想と永続化問題」の現状と課題についてでした。永続化とは入所者がいなくなった後も、療養所を全体として存続させていくという問題です。ハンセン病問題における深刻な人権侵害の過ちを二度と起こさないよう、人権問題を学ぶ場として全国の療養所の全体を残していかなければならないと徳田氏は訴えます。また、今後も入所者が減り続け、たとえ0人になったとしても、療養所勤務の職員、医者や看護師、介護士などの雇用を守り、再入所される元患者への医療、介護を担保していく必要性もあり、喫緊の課題であると同時に、入所者や退所者の将来にわたっての生活を「我が事」として考えているかを問われる切実な問題であると仰っていました。
私も療養所を訪問し入所者の方々とお話しする中で、まだ苦しんでおられる方が沢山いるのだと実感しました。そうした中で療養所全体を通して人権問題、差別の実態を伝えながら、我が事として考える場を残していかなければいけないと感じました。
今年度はパネルの作成を行います。2年間の学びや出遇い、これからの課題と向き合いながらパネルを通して沢山の方々に発信していきたく思います。
(報告者:門間大樹)