差別問題研究部会長 澁谷真明
東本願寺における「北海道開教」事業を人権問題、殊にアイヌ民族差別の視点から見直し、検証していくことを活動テーマとします。
「北海道開教」は、明治政府による北海道開拓という「国策」に宗門を挙げて応答する形で開始されました。そして、その開拓事業は、内地からの植民による土地の開発のみならず、先住民であるアイヌ民族の人々が有していた独自の言語、宗教、文化を否定し、「日本国民」への同化を強制することに帰結しました。
こうした歴史的経緯を丹念に見直し、検証する時、私たちは大谷派教団における信心が近代、そして現代の人権問題とどう向き合ってきたのか、という問いを共有できるのではないでしょうか。
この課題を宗祖の教えに尋ね直し、現在の私たちの聞法生活のありようを見つめ直して
いきたいと思います。
差別問題研究部会員
( 任期:2020年8月1日~2023年7月31日 )
部会長 | 澁谷真明(16組 聖台寺) |
実行委員 | 熊澤 覚 (第4組 大満寺) 竹村貴士 (第15組 常樂寺) 片岡龍一 (第16組 勝龍寺) 澁谷界雄 (第20組 龍谷寺) |